介護老人福祉施設「やまぼうし」

8/26 トイレの手すり

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建築過程で、トイレのモデルを1箇所だけ作製してもらって、各種スイッチや手すりの位置の再検討を行いました。

狭いトイレの中で、汗でびっしょりになりながら話し合いました。

問題の核心部は、松屋産業(株)の「テスリックス」という手すりを設置する件についてでした。

写真の正面の格子状の手すりがそれです。

この手すり、知ってはいたのですが少し気になる点があって、導入に二の足を踏んでいました。

しかし、ある人から勧められたこともあって、もう一度考えてみることにしました。

「下手の考え休みに似たり」。試してみて、気になる点が杞憂に過ぎなければ良し、問題があれば換えれば良いだけ、と前向きに考えることにしました。

一応、気になっている点についても述べておきます。

 

移動や移乗に支えが必要な人にとっては、把持する選択肢が増えることで、使いやすいと思います。

ただ、空間での身体の適切な制御がうまくできないタイプの障がいを持っている人の場合、把持する場所を誤ってしまい、かえって巧く身体を動かせないことになる可能性があるのでは、と心配していました。

そして、実物を仮設置しての議論で出てきた話題ですが、この商品には表面に滑り止めのエンボス加工がしてあり、また、てすりの裏側はプラスチック成形上の都合なのか、梁状の構造になっていることから、汚れが入り込みやすく清掃がし難いという衛生管理上の問題を気にする声がありました。

もう一つの問題は、水栓洗浄トイレのコントロールボックスやペーバーホルダーの設置位置との兼ね合いです。今回は前方手すりも設置する予定ですので、よけいにそれぞれの使い勝手位置が難しくなります。

ああでもない、こうでもないと関係者と話し合い、ユニットにある3箇所のトイレの内、1箇所づつ設置して様子をみることにしました。そして一応、すべてのトイレに設置可能なように下地施工の範囲を広げてもらいました。

(ク)

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